SLiiiC(スリック)は、学校図書館支援を目的とした任意団体として活動しています。
活動の発端は、図書館情報学を学ぶ学生が、学校図書館の課題(一人職場、技術の伝承、学習への学校図書館活用方法)に気がつき自分たちが何かできることはないかと考えたことから始まりました。
さて、その方法を模索したとき、学生だけでできることはかなり限られており、実証的な問題にアプローチするには、現場の人々の生の意見や知恵が必要不可欠であることに気がつきました。
そこで、本プロジェクトは学校図書館職員に自分たちの意見を投げかけ、賛同してくださる仲間を集うようになりました。
当初は手探りのミーティングを行いながら、まず活動組織名をSLiiiCと決めました。
正式名称は、"School Libraries Communication Collaboration and Combination"です。
それぞれの“C”には Communication(コミュニケーション)、 Collaboration (コラボレーション)、 Combination(コンビネーション)という思いが込められています。
私たちは、この3つのCを大切にしながら、最終的にはウェブサイトというかたちで学校図書館支援を目指すことに決定しました。
本サイトは2005年半ば頃からシステムの試験運用をはじめ、2006年1月に本格的に動き出しました。
図: SLiiiC 3Cの概念図
提供している各コンテンツは、図書館職員にアンケートやヒアリングを行い決定し、各自の実践を持ち寄り、内容を検討して制作しています。
コンテンツ作りは、思うよりもはるかに地味な作業です。
それを、2泊3日のサマー・ワーク・キャンプという学生気分な機会を通して作成しています。
キャンプでは他にも、ブックトークの実践検討会や講演会、ワークショップを行っています。
これらを通して、単にコンテンツを作るだけでなく、リアルな場での情報交換や学習の機会となることを期待しています。
また、企画を立案し、準備、実践するなかで、大学生にとっても、社会とつながる契機となり人間としての豊かさに結びつくのではないかと考えています。
もちろん、本プロジェクトの成果が、学校図書館員の専門性向上に少しでも貢献できましたら何よりも幸いに思います。
今後もSLiiiCプロジェクトはみなさまのご協力を賜りながら歩みを進めてまいります。
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