入学したての小学校1年生に行う図書館オリエンテーションについて、実際の例を動画を交えてご紹介します(2014年12月公開)
ナビゲーター:関雅美(調布市立上ノ原小学校図書館専門嘱託員/SLiiiCスタッフ)
オリエンテーションの目的
学校図書館は楽しく、役に立つ場所であるとの理解を図る。
オリエンテーションに盛り込みたいコンテンツ
「おうちの人と図書館に行ったことがある人?」などと問いかけ、そのクラスの児童の状況を探りながら進める。市内の公立図書館についても触れることで、図書館についてのイメージをしやすい児童がいる場合もあるので、その時の児童の反応をみながら話す。もちろん一度も図書館を利用したことがない児童もいるので、図書館とは何かも補足説明する。
名前をおぼえてもらう。先生とは違う立場で図書館利用の際にサポーターとして機能する人であるとの理解をしてもらう。できるだけ、好印象を持ってもらえるように話し方や服装なども配慮する。第一印象は大切。
何があり、何ができるところなのかを知らせる。本はもちろん、様々な媒体があることも知らせる。何種類かの資料(絵本、物語の本、図鑑など)提示しながら話すと具体的に伝わりやすい。
多くの児童が利用するために決まりがあることを知らせる。図書や資料を借りて持って帰るときに図書バッグなどを利用する場合など、それぞれの学校でのルールについて話す。なぜそのルールがあるのかを理解してもらえるように話す。
利用するときに、皆が気持ちよく利用できるように必要なことであるとの理解を図る。堅苦しいイメージを与えないように、図書館利用を妨げるものでないように留意して伝える。
*この他、各校の事情に合わせて必要な内容を組み込む
*先生方に配布するプリントはこちらからご覧いただけます。
→先生方へ2014.4.2汎用版.pdf
参考文献
・『てづくりあそび (レッスンシリーズ
昔なつかし3)』多田千尋 監修 パッチワーク通信社 2003
・『この本読んで』2012年秋号(藤田浩子さんのコラム参照)
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『ありこのおつかい』いしいももこさく, なかがわそうやえ, 福音館書店, 1968