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「調べ学習における協働のあり方」講演会Report(2009年12月開催)

 
 去る2009
1219日(土)1030から1330まで、筑波大学 大塚キャンパスにて「学校図書館を活用した調べ学習における協働のあり方を考える:教員の立場から,司書の立場から」講演会が開催されました。

 講演・質疑応答の詳しい内容(文章でのレポート,動画)をSLiiiC会員限定で公開しています。ログイン後,グループスペースの「情報共有ページ」(下記のURLでも可)にてご覧になれます。
        http://www.sliiic.org/?page_id=326


■ スケジュール

10:00-10:30

受付開始

10:30-10:35

SLiiiC代表挨拶,講師紹介

10:35-11:45

講演

11:45-12:00

感想・質疑応答

12:00-13:00

昼食,懇親会

 
■趣旨 
 現在,「総合的な学習の時間」や各教科の中で,学校図書館を活用した調べ学習が行われる機会が増えてい
ます。調べ学習を真の意味で成功させるためには,教員と学校図書館スタッフ(司書教諭,司書)の相互理解が欠かせません。
 今回は,『先生と司書が選んだ調べるための本』編著者のお二人に<教員><司書>双方の立場からご講演いただき,教員と図書館スタッフがともに授業を「創る」ということの意味,具体的な方策について考えていきたいと思います。

講師プロフィール
鎌田和宏氏(帝京大学文学部教育学科専任講師)
 東京学芸大学附属世田谷小学校,筑波大学附属小学校を経て,現職。
 著書に『教室・学校で育てる小学生の情報リテラシー』(少年写真新聞社,2007)など。
中山美由紀氏(東京学芸大学附属小金井小学校司書)
 私立高等学校専任司書教諭,千葉市学校図書館指導員などを経て,現職。
 聖徳大学・鶴見大学非常勤講師。
 
■講演,質疑応答の要旨
 鎌田氏の講演では,「鼻毛」の研究から調べることの楽しさに目覚めた男の子の事例を通して,読むこと,書くこと,本に出会わせることに意識的に取り組むことで子どもは大きく変わっていくことが示された。また,これまでの学校教育では「調べること」が大切にされてこなかったことが指摘された。
 中山氏の講演では,冒頭,「じごくのそうべえ」の読み聞かせが行われた。続いて,音楽科とのコラボレーションを例に,実際にどう教員と協働していったのかが示された。教員との協働は「キャッチボール」であ
り,互いの専門性を生かすことが重要であることが指摘された。
 講演後の質疑応答および懇親会では,「子どもにブックトークを作らせる実践について詳しく知りたい」「ボランティアの活用」などについて質問があった。なかでも,中山氏の「司書のみなさんには専門職としての誇りを持って,気概を持って取り組んでいってほしい」という励ましが印象に残った。
(記・野口)