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2012/08/07

学図研福島大会 参加報告(その2)

Tweet ThisSend to Facebook | by sumira

みなさまこんにちは。
8月3日の、
学校図書館問題研究会第28会全国大会福島大会での発表、
分科会8 「被災地に、本を読める環境を」(参加者45名‐参加者名簿による。発表者、スタッフ含む)
の報告をいたします。

まず、このような発表を行うことになった経緯からお伝えいたしましょう。

今回は、SLiiiCが関わっている、saveMLAKの活動についての発表でした。
最初この話をいただいた時、もちろん二つ返事で引き受けたのですが、
よく考えると色々検討しなければいけないことばかりでした。
まず、この分科会のテーマ=”子どもが本に触れることができる場を取り戻すための活動”
に、どういう形で応えるべきであるか、ということ。
そして、”情報を中心とした支援”という新しく理解しにくい考え方(⇒少なくとも学図研ではそうです)を
いかにわかりやすくに伝えるか、ということです。


そこで、我がSLiiiCのの優秀なスタッフ二人の応援を頼むことにいたしました。
お二人とも研究者であり、またsaveMLAKの活動にも積極的に参加されています。
そしてなんと今回の学図研には自ら参加なさるおつもりだというではありませんか!
これはと思い担当の福島支部の皆さんに無理言って、3人による発表ということになったのでした。

おかげさまで、詳細なレジュメ、分かりやすいスライド、3人の分担制によるよどみない報告という、
実に素晴らしい発表になったと自負しております。
スライドはこちらで見られます⇒
http://www.slideshare.net/librarius/2012gakutopart8savemlak

また、この分科会はSLiiiCだけでなく、他3人の方との合同報告会でした。
お3人とも、被災地の現場に踏みとどまって活動をなさった方たちです。
避難所となったビッグパレット福島に図書室を開設された菅野さん。
県立図書館員として情報と資料両面からの支援を行い、震災関係資料収集にも力を注いでいる遠藤さん。
避難先に再開された小学校に学校図書館をオープンされた草野さん。
みなさんの実践を聞いていて頭の下がる思いでした。


ここでも、また無理を言って、SLiiiC発表の順番を最後にさせてもらいました。
(要綱や分科会レジュメでは1番目になっておりました)
この分科会テーマからいって、まず現地での活動の話を聞いていただいてから、
”情報による支援”という話をさせてもらった方が、混乱がないだろう…と思ったからです。
結果的に、お三人の話を受けてこちらは微調整をすることができました。
たとえば、当初は触れることはしないとしていた「本を送りません宣言」を急遽紹介したりしました。


リアルな活動をなさった方たちや、この分科会タイトルに惹かれて参加なさったみなさんに、
saveMLAKの活動や理念がどの程度受け入れられるか心配でしたが、
結果的に大変好意的に受け止めていただけました。
また、どのような立場であろうと、支援に関わった人たちの考えていることや悩みは共通であるということもわかりました。
それは、コーディネートすること、もしくはコーディネーターの存在の大切さです。
これがないと、物や人や思いをつなぐことができない、ということです。
そして、この役割の一部分をネットに展開される情報が担うことができるのではないか、という共通理解がありました。
参加者の方からいただいた質問も、この点での期待を込めてくださったものが複数ありました。
宿題もたくさんいただき、あらためて身の引き締まる思いです。


今回SLiiiCは、saveMLAKの広報担当であり、情報による支援という新しい活動の紹介者であり、
そして学校図書館関係者に新しい考え方を届けるメッセンジャーにもなれたような気がしています。

今回の成果については、ぜひsaveMLAKの方でも報告させていただけたらと思います。


さて!そしてなんと!9日は、SLA全国大会米子大会での発表です。
こちらは、いよいよSLiiiCの活動報告です。
みなさま次の報告をお楽しみに。
では。


横山寿美代


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