本研修に対する疑問にお答えします。
プレゼン作成の参考にして下さい。
(1)
Q. 5分以内のプレゼン(ネタ)はどのようなものを準備すれば良いでしょうか?
A. 発表形式に特に縛りはありません。
ただし,
今回の研修ではいつも実践されているネタをググッと凝縮して,5分でコンパクトに見せるチャレンジとして捉えていただけますと
幸いです。
実際,授業時間にも制約があります。
コンパクトに何かを紹介する技量も司書には必要と考えます。
具体的には,読み聞かせ,
ストーリーテリングだと短い絵本やお話ですね。
駆け足で1,2冊の本をさらりと紹介をすると5分ぐらいです。
(
SLiiiCスタッフが普段行っている定例の図書の時間はこれが
結構多いです)
オリエンテーションや利用指導の一コマを見せる形にするのであれ
ば,UST用にいつものネタのダイジェスト版を5分で用意していただ
けると良いかと思います。
いずれにせよ,著作権への配慮を念頭に置いていただけますようお願いいたします。
(2)
Q. 著作権への配慮について教えて下さい。
A.
今回のUstream実践は,普段学校で使用するときの著作権法第35条
「学校その他教育機関における複製」の例外規定が適用できないため,
制約が大きくなります。そのため,皆さんが実践している事例についても,
学校内ではOKでも,今回の場合はNGと言う場合がございます。
直前で申し訳ありませんが,特に本を使うパフォーマンスを行う場合には,
下記の記述を改めて確認していただき,作成して頂きますようお願いいたします。
【著作権切れとなっていないもの…著者の死後50年経過していない書籍】
・著作権切れでない本を加工した「紙芝居」,「布の絵本」,
「パネルシアター」,「さわる絵本」,「人形劇」「パワーポイント」他,
絵や文章を変形して使用する形態。
「ブックトーク」についても既存の本の文章や絵を見せることや,
書影を見せることは避け,紹介方法を工夫して下さい。
・ストーリーテリングは本来「非営利,料金を受けず,無報酬」なので,
本来OKとなりますが,5分以上のものを縮めると「編集した」と
見なされるかもしれません。また放送ということで著作者側に
過度に反応される恐れがあることから避けて下さい。
参考:日本書籍出版協会「読み聞かせ著作権」
http://www.jbpa.or.jp/guideline/readto.html
【著作権切れとなっているもの…著者の死後50年経過している書籍】
・許諾関係が発生しないため,上記に示した「紙芝居」,「布の絵本」,
「パネルシアター」,「パワーポイント」など,文章を変形して
使用する形態は全て問題ありません。
(絵については著作権が切れていない場合がありますので十分確認して下さい)
・ブックトークについても既存の本を使用しない形で,「青空文庫」掲載の
作家であれば,制約が少ないため,挑戦して頂くことは可能だと思います。
・ストーリーテリングは「青空文庫」等に掲載されている著作権切れのもので
あればそのまま実行してOKです。
(著作権切れの目安としては青空文庫 www.aozora.gr.jp に掲載されている
作品,作家かどうかで見分けがつきます。)